ガイナ塗料の効果や費用は?お得に施工できるって本当?
2023年6月8日
外壁塗装を検討している際に、塗装業者やメーカーの方から「ガイナ」という外壁塗料の名前を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
近年、外壁塗装で非常に人気がある「ガイナ塗料」は、メディアや各行政でも取り上げられており、省エネ商品としても注目されている塗料です。
各自治体によっても異なりますが、日進産業のガイナ塗料を使って「お得」に外壁塗装できる方法があります。
今回は、「ガイナ」という名前を初めて聞いた方にも、ガイナ塗料の効果や施工費用、メリット・デメリットなど詳しく解説していきます。
目次
ガイナ塗料の特徴と効果
ここ数年間、ガイナは省エネ塗料の中で圧倒的なシェアを誇っている、人気の断熱塗料です。
ガイナを外壁に塗装すると遮熱効果や放熱効果があり、内装で使用すると冷房効果や暖房効果が期待できます。
元々、JAXAが宇宙空間の急激な温度変化から機体を守るために開発した断熱塗料の技術を、日進産業が一般建材塗料「ガイナ」として開発・販売したものです。
ガイナはアクリルシリコン樹脂系の塗料で、塗料の中に特殊セラミックビーズが60%含まれており、乾いた塗膜状態では含有率が80%もあります。
この特殊セラミックビーズの効果により、断熱性・遮熱性が非常に高い高機能塗料となっているのです。
ガイナ塗料のメリット
ガイナは外壁塗料の中で、最もメリット豊富な塗料です
断熱・保温効果
ガイナ塗料は、セラミックビーズが配合されている事で、熱を外に逃がしにくい特徴があります。
冬場は保温効果につながり、光熱費の節約にもなります。
遮熱・断熱効果
ガイナは太陽光を反射し、塗膜表面の発生熱を抑える事ができます。
そのため、室内に伝わる熱量を減らし、部屋を快適に保つ効果があります。
遮音・防音効果
ガイナは、特殊セラミックビーズの中に空気が含まれた球体で出来ているため、音を反射する事ができます。
そのため、外部からの音を和らげたり、室内の生活音の音漏れを防ぐ事ができます。
消臭・空気清浄
ガイナを室内に塗装すると、セラミックから出される遠赤外線が空気の分子に働きかけて、イオン化を促す効果があります。
空気がイオン化されると、消臭・殺菌効果や空気清浄効果があります。
結露を抑える
結露は温度差によって発生します。
ガイナは室内と屋外の温度差を小さくする事ができるため、結露の発生を抑える事ができます。
安全性が高い
ガイナは水性塗料なので、シンナー臭がありません。
また、内装用ガイナは、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドの発散が少ないエフフォースターを取得しているため、室内でも安心して使用できます。
ガイナ塗料のデメリット
メリット豊富なガイナですが、少なからずデメリットがあります。
カラーバリエーションが少ない
ガイナのカラーバリエーションは、白をベースにした全52色です。
白がベースになっているため、黒や紺、赤といった濃いめの色で塗装することはできません。
カラーバリエーションにない色でも、ある程度希望の色に調色することができますが、費用が別途発生する可能性があります。
費用が高額
一般的なシリコン塗料と比較して、施工費用が高額になってしまいます。
しかし、ガイナは耐用年数が長く、光熱費を抑える効果も期待できるため、トータルコストで考えると経済的です。
表面の仕上げが滑らかにならない
ガイナはセラミックビーズが大量に含まれていることから、塗膜の表面がざらざらしており、艶がありません。
もし、ガイナでの施工を希望するなら、事前に色見本などで確認しておいたほうがいいでしょう。
塗るのに技術力が必要
ガイナは、セラミックビーズが配合されているため塗装表面が厚くなりやすく、職人の技術が非常に重要となります。
ガイナの効果を十分に得るためにも、業者選びが重要になります。
納期に時間がかかる
ガイナは完全受注生産なので、どうしても納品に時間がかかってしまいます。
その分工期も長くなってしまうので、カラーの打ち合わせをスムーズに行って、早めに発注する必要があります。
ガイナ塗料の評判
ガイナの評判をSNSなどで探してみましたが、悪い評判はほとんどありませんでした。
「効果を感じられない」といった声も少々ありますが、実際の熱伝導率で言えば高性能グラスウールとほとんど変わらない数値です。
ガイナは断熱材ではなく断熱塗料なので、大きな変化を感じなかった方もいらっしゃるかもしれませんね。
極端な話になりますが、熱エネルギーを逃さないように全ての窓をペアガラスに変えたら、ガイナの効果を最大限に実感することができるでしょう。
とはいえ、ほとんどの方はガイナの効果を実感しており、良い評判を投稿されています。
中には車に塗装して、圧倒的な変化を実感されている方もいらっしゃいました。
ガイナの施工費用
ガイナ塗料で見積もりを提出すると、「施工費が高い」という反応をされる方も多くいらっしゃいます。
しかし、ガイナのメリットに魅力を感じて施工する方がほとんどです。
ガイナは一般的な塗料と比較すると2倍以上と高額なのですが、長期的に考えると、非常に経済的な塗料になります。
住宅の形状や施工業者によっても金額は異なりますが、床面積が30坪の戸建て住宅だと、120万円から160万円ほどの施工費用になります。
もちろん、外壁・屋根・足場代や人件費も含んだ金額です。
一般的なシリコン塗料と比較すると、塗料のみの金額は2倍ほどしますが、耐用年数や光熱費を考慮すると、非常にコスパに優れた塗料と言えます。
ガイナ塗料を使用する際の注意点
ガイナで施工を依頼する際は、ガイナの取り扱い専門業者に依頼しないと、高い効果を実感できないかもしれません。
施工業者は、ガイナのメーカーである日進産業のホームページから探すことができます。
ホームページでは、ガイナ塗料を扱うことができる認定業者のみを掲載しているので、安心して依頼することができます。
注意:2023年4月現在、日進産業のホームページ上では「認定施工店(準備中)」となっており、確認する事ができません。電話・メールでのご紹介となるようです。
また、ガイナは50番以上の明るさ(明度)がある「色」からしか選択できません。
色は、明るめの色になりますが、52色の色が準備されています。
しかし、セラミック粒子が表面に出てきて凸凹するため、光沢のないマットな色仕上げの施工になってしまいます。
ガイナ塗料でリフォームすると得をする?
各自治体によって負担率や上限金額が異なりますが、ガイナは各種補助金や助成金制度を利用することができます。
補助金や助成金は、返済不要の金額を受け取ることができる制度になります。
決められた条件を満たすことで、リフォームする金額の一部を行政が負担してくれます。
現在、愛知県では省エネリフォーム補助金や住宅リフォーム助成金が活用できる自治体があります。
もし、対象地域に当てはまっているなら、業者の方に相談したほうがいいでしょう。
予算の関係上、先着や抽選になっているため、早めに行動することがオススメです。
ガイナ塗料での外壁塗装は、村井塗装へ
ガイナ塗料での施工費用は、住宅環境や状態によって様々です。
もちろん、施工内容や業者の判断によって、相場よりも安くなる場合もあります。
実際の価格相場を把握するためにも、 一度、塗装業者に見積もりを依頼してみましょう。
しかし、見積もり金額の安さだけで業者を選ぶと、失敗してしまう可能性があります。
必ず、日進産業のホームページ内にある「地元の認定施工店」の中から業者を選んでください。
業者をいくつか選んだら、相見積もりをとってみましょう。
業者の対応や施工実績を考慮して、目的や予算に合った業者に依頼することが重要です。
もし、愛知県でガイナ塗装を検討中なら、村井塗装へお問い合わせください。
私たちは、西尾市を中心に27年間で1500件以上の施工実績がある塗装会社です。
もちろん、ガイナ塗料を取り扱うことができる認定施工店です。
補助金やお支払いの件など、お気軽にご相談ください。