外壁にある幕板とは?役割とメンテナンス方法

幕板とは、1階と2階を分ける外壁の境目にある横長の板のことです。
主に、装飾や美観目的として使用されており、帯板や胴差、化粧板と呼ばれる事もあります。
10年から20年前に建てられた住宅のうち、4分の一ほどが設置していると言われております。

気をつけなければいけないのは、幕板は劣化しやすいという特徴があります。
劣化すると、美観を損なうだけでなく、幕板そのものが腐食します。
さらに劣化が進むと、雨漏りや外壁材の腐食といった深刻なダメージにつながるため、定期的なメンテナンスが必要となります。

今回は、あまり注目されることのない幕板の、劣化する原因やメンテナンス方法について解説していきます。

幕板の役割

一般的に1階と2階の境目に使用される幕板ですが、縦状の幕板や屋根と外壁の境目の部分に使用される屋根幕板もあります。
外壁に使用される幕板の役割は、美観をよくするためだけのものと言われています。
幕板があることによって、1階と2階のカラーに変化を持たせ、おしゃれな雰囲気にすることができるからです。

しかし、幕板は美観だけのものではありません。
建物は1階と2階の間に梁が入っていますが、これは揺れを分散して抑えるためのものです。

もし、1階と2階をつなげてサイディングを貼ると、揺れが分散できず、サイディングが割れてしまう可能性があります。
そこで幕板を貼って、揺れを和らげるという役目もあります。

幕板の材質は、ケイ酸カルシウムやアルミ、複合樹脂など様々です。
ほとんどが外壁材と同じものを使用しており、外壁が窯業系サイディングなら幕板も窯業系サイディングのものが取り付けられています。

幕板は劣化しやすい

幕板は外壁の上から貼り付けているため、非常に劣化しやすい傾向があります。
外壁と同じように、紫外線や風雨などによって劣化して腐食し、ひどい場合には交換しなければいけません。

外壁の境目である横方向の目地を隠してオシャレに見せる事ができる幕板ですが、外壁よりも突起しているので、雨水が上部に溜まりやすい傾向があります。
その雨水が内部に浸入して、腐食や雨漏りを引き起こします。

初期状態は、建物の構造部分に直接的な影響を与えるものではないので、剥がれたりしても大きな問題は起こりません。
しかし、幕板のつなぎ目などに使用されるシーリングが経年劣化したり腐食すると、雨漏りの原因になるため早急な対応が必要です。

また、取り付けで使用される「ビス」に錆が発生すると、美観を損ねてしまいます。
そのままビスの錆が進行して腐食すると、幕板そのものが落下する危険性もあります。

幕板のメンテナンスや補修について

基本的に、外壁塗装と一緒に施工することが多い幕板ですが、幕板だけの塗装でも、大きく外観の印象を変える事が可能です。
メンテナンス方法は、幕板の状態によって最適なメンテナンス方法があります。

塗装

幕板の塗装の剥がれは、ケレン作業をした後、塗装を行うことで対処します。
ケレン作業とは、手作業で下地調整を行うことです。
主に、サンドペーパーなどで表面を削って塗膜の密着度を高めます。
下地調整をしっかり行うことで、見た目の綺麗な幕板になります。

幕板に大きな傷や凹みなどがある場合には、パテなどで凹んだ部分を、平らに補修してから塗装します。

シーリング補修

幕板の劣化は、上部から雨水の侵入と幕板同士のつなぎ目にあるシーリングの劣化で引き起こされます。
シーリングと幕板の間に隙間ができている場合には、「ひび割れ」や「剥離」といって危険な兆候です。
雨や紫外線によって劣化し、ひどくなると雨漏りの原因になってしまいます。

作業は、まずマスキングテープで養生します。
次に、古いシーリング を撤去した後、新しいシーリング材を充填していきます。
同時に、ビス穴などにも充填して平らにし、塗装していきます。

幕板交換

幕板は長期間水分を含むと、湿気を帯びて下地が腐ってしまいます。
下地が腐ってしまうと、外壁材にも悪影響を及ぼすため、早急な対応が必要です。
腐った幕板は、見た目は大丈夫そうでも、手で押してみると簡単に凹んでしまいます。
シロアリが発生してしまう事もあるので、注意が必要です。

工事は、劣化した幕板を撤去し、新しい下地を設置します。
雨水が浸入しても腐食しないように、防水シートを下地に貼っていきます。
新しい幕板を貼った後、ビスで固定したら、シーリング処理、塗装で完成です。

デザイン性の高い幕板は、廃盤になって既存のものと異なる可能性もあります。
前もって、業者の方に確認した方が良いです。

幕板カバー工法

幕板の一部が欠損したり、落ちている状態なら、幕板の下地が腐食している可能性が高いです。
その際は、腐食した下地を補修し、板金でカバーするように幕板を覆っていきます。

作業は、既存の幕板を撤去し、カバーするための下地を補修していきます。
板金で綺麗にカバーした後、ケレン作業で塗料の密着度を高めます。
雨水や凍害で「釘頭」が腐食しないように、幕板だけでなく釘頭にもシーリングを行い、塗装していきます。

カバー工法は費用がかかりますが、今後大きなメンテナンスが必要なくなります。
長期に渡ってのメンテナンスが煩わしい方は、検討しても良いでしょう

幕板の補修費用を抑えるためにやっておくこと

幕板は劣化しやすい部分なので、補修費用も定期的にかかってしまいます。
しかし、下記のポイントを抑えておくことでメンテナンス費用を抑えることが可能です。

三角シーリング (三角シール)

三角シーリングは、幕板上部に雨水が溜まりにくくする工事になります。
マスキングした後、下地を塗ってゴム状の防水材(シーリング材)を充填していきます。
その際、シーリング材を三角の形に充填することで水を留まりにくくさせ、内部に浸入することを防ぎます。
建物の形状と水の流れを把握できる職人じゃないと、施工不良を引き起こす可能性があります。

定期的な点検

幕板の施工後は、5年を目処に専門業者に点検してもらう方がオススメです。
幕板の上部は、なかなか下から点検することが難しいからです。
シーリング材にも寿命があり、直射日光の熱や紫外線によって劣化していきます。
定期的にチェックすることで、費用を抑えることが可能となります。

外壁の付帯部塗装

幕板のメンテナンスは高所作業となるため、足場の設置が必要となります。
近い将来、外壁塗装をする予定があるなら、幕板塗装と一緒に行う事で、費用を節約することができます。

幕板塗装は西尾市の村井塗装へ

幕板を劣化させないためには、定期的なメンテナンスを行うことが重要です。
オススメは、外壁塗装の点検時に幕板の状態をチェックしてもらい、塗装してもらう事です。

外壁塗装を行う際の「付帯部塗装」をケチってしまうと、後々大きな出費につながる事もしばしばです。
外壁塗装業者から、幕板をはじめとする付帯部の状態をしっかり説明してもらうと良いでしょう。

もし、あなたが幕板の状態に不安をお持ちなら、愛知県西尾市を中心に施工している村井塗装へご相談ください。
村井塗装は、足場の組み立てから簡単な大工工事なども自社で行う「お家のプロ」です。
もちろん、三角シーリング も施工できます。

完全自社施工ですので、余計な中間マージン等も発生しません。
LINEやZOOMなどでも無料で対応していますので、お気軽にご相談ください。

幕板(塗装工事の流れ)

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