DIYで高圧洗浄の施工手順を外壁塗装のプロが徹底解説

2022年7月20日

外壁は、必ずと言っても良いほど、風雨や排気ガスによって汚れていきます。
建てて間もないお宅や外壁塗装を施工したばかりのお宅でも、くすんでいたり暗くなっているようでしたら、建物の印象はガラッと変わってしまうものです。
また、屋根や外壁は汚れていると、寿命も短くなってしまいます。

しかし、定期的にチェックとメンテナンスを行えば、寿命を伸ばし外観を綺麗に保ってくれることができます。

「最近、外壁が汚れてきたな」と感じて、DIYで外壁を掃除しようと考えているなら高圧洗浄がオススメです。
そこで今回は、外壁をDIYでお掃除する方法をご紹介したいと思います。

屋根や外壁が汚れていると家が老朽化する?

外壁は苔やカビが年月と共に発生してしまいます。
特に、壁が凸凹している場合や 年月が経っている場合には、水分が残って苔やカビが発生しやすくなっています。
その苔やカビを放置すると、大変なことになってしまいます。
なぜなら苔やカビは、お子様のアレルギー発生の原因になるだけでなく、建物全体を老朽化させてしまうからです。

外壁は、建物外部からの風雨や紫外線から建物内部を守っているのですが、その外壁の一番外側にある塗装に苔やカビが発生してしまうと、塗装の性能が低下し、風雨から建物全体を保護できなくなってしまいます。
また、苔やカビによる塗装の劣化から、雨漏りや外壁腐敗といった老朽化が進んでしまいます。

外壁のお手入れ方法

苔やカビを水洗いで落とす場合は、まず ホースなどで外壁に水をかけます。
柔らかいスポンジにお風呂用洗剤や次亜塩素酸系の洗剤をつけて擦ると取れやすいです。
ただ、次亜塩素酸系の洗剤は強力すぎて、外壁を痛めてしまう可能性があります。

そこで、比較的簡単に外壁を掃除する方法として、家庭用の高圧洗浄機が挙げられます。
しかし、高圧洗浄機の圧力や噴射する向きによっては塗装が剥がれてしまうこともあるため、注意が必要です。

外壁洗浄の手順

手順1

外壁の汚れや軽めの苔・カビは、高圧洗浄機で比較的簡単に落とすことができるので、誰でも手軽に始めることができます。
まずは高圧洗浄する前に、外壁をチェックするところから始めてください。

西側と南側の外壁は、紫外線に強く晒されるため、他の外壁に比べて塗装が劣化しています。
また、北側の外壁は太陽の光が当たりにくいため、苔やカビが発生しやすくなっています。

そのほかにも、外壁材やつなぎ目であるシーリングのひび割れなどもチェックしておいてください。

手順2

チェックが終わったら高圧洗浄機を接続し、外壁から30センチほど離して、徐々に水圧を強めながら噴射します。
その際、一定の場所に当てすぎると塗装が剥がれてしまうので注意してください。

洗浄機から水の跳ね返りがあるため、濡れても良い服装をしていると安心です。

手順3

ブラシに外壁用洗剤をつけて、高圧洗浄で落ちなかった汚れを落とします。
その際、ゴーグルや手袋をつけて作業を行うと良いでしょう。

柔らかめのブラシで優しく磨くことを心がけてください。
外壁の素材がモルタルやサイディングの場合、強く磨くと、素材そのものを痛めて逆に汚れがつきやすくなってしまいます。

手順4

外壁用洗剤で磨いたら、水で綺麗に汚れと菌を洗い流しましょう。
菌が残っていると、苔やカビが再繁殖してしまいます。

また、洗剤が外壁に残っていると、変色や劣化につながる恐れがあります。
何度も水洗いすることで、綺麗な外壁を長持ちさせることができます。

手順5

しっかり外壁を乾燥させたら、終了です。
そのため、天気の悪い日や強風の日は避けたほうがいいでしょう。

高圧洗浄で落とせなかった汚れは、金属のヘラなどで擦って落としてください。
ただ、頑固な苔やカビを無理に落として外壁を傷つけてしまうより、専門業者にお願いする方が無難です。

高圧洗浄で気を付けるポイント

雨の日や風が強い日は、作業を控えた方が良いでしょう。
乾燥時間も十分に取った方が良いため、なるべく作業は午前中に行うのがオススメです。
また、排気口やサッシ周り、雨だれする場所は特に汚れやすいので、気をつけてチェックしましょう。

漏水トラブルに注意

実は、高圧洗浄によって水漏れが発生したという報告は多くあります。
その原因は大きく分けて2つあります。

1つ目は、窓周りからの水漏れがあります。
高圧洗浄をする際は、窓周りを養生し、必ず窓を閉めて行ってください。
ちゃんと養生を行っていないと、サッシの隙間から水が浸水することもあります。

2つ目は、劣化したサイディングやシーリング部分からの水漏れです。
亀裂の入った外壁や剥離したシーリングをそのままにして高圧洗浄を行うと、隙間から水が入ってしまい、建物内部を痛めてしまう原因になります。

最悪の場合は漏電などのリスクもあるため、外壁の劣化状況によっては、専門の業者に施工してもらったほうがいいでしょう。

プロが行う高圧洗浄の費用や相場、かかる時間は?

高圧洗浄は、汚れや苔・カビを落とすだけでなく、塗料本来の機能を長持ちさせることが本来の目的です。
そのためには、知識や経験が必要です。

DIYで高圧洗浄を行えば費用は安く抑えることができるかもしれませんが、プロは知識や経験に基づいた水圧の調整、養生、安全性など十分に考慮して 作業を行います。

その場の費用を見れば高額になるかもしれませんが、長い目で見れば、外壁や建物を長持ちさせ、メンテナンスの費用を節約することができるので、専門の業者に施工してもらう方がオススメです。

費用

外壁の高圧洗浄は、場所によって異なりますが一般的に1㎡あたり、100円から300円です。
大体の住宅であれば120㎡から150㎡となるため、総費用は少なくみて12,000円、高くても45,000円ほどです。(バイオ洗浄などの特殊な場合は、費用が少々かかります。)

作業時間

外壁の広さや建物の形状、苔・カビの程度によって異なりますが、3時間ほどで作業は終了します。
ただ、乾燥時間なども考慮すると、半日ほどかかる場合もあります。

騒音

高圧洗浄機も家庭用で販売されているものとは異なり、水圧の高い本格的なものになります。
そのため音もうるさそうですが、実は人気の「ケルヒャーサイレントシリーズ」よりも静かです。

バイオ洗浄

外壁には、自然についた汚れのほか、たくさんの苔やカビ、細菌が付着しています。
高圧洗浄によって、「見た目」は綺麗になっても、細菌を完全に除去しなければ、また同じところから発生する可能性があります。
このような高圧洗浄だけでは落ちない「細菌」を除去するのがバイオ洗浄です。

湿気が強かったり、陽が当たりにくい、定期的にメンテナンスしていないなどの住宅であれば、バイオ洗浄がオススメです。
バイオ洗浄は、根こそぎ「菌」を除去し、苔・カビなどの再発を防ぐことができる反面、通常の高圧洗浄に比べて高額となっております。

もし、バイオ洗浄を検討されるなら、専門の塗装業者に相談したほうがいいでしょう。

高圧洗浄のことなら村井塗装まで

屋根や外壁を苔やカビから守るためには、定期的なチェックとメンテナンスが必要です。
中でも高圧洗浄はオススメです。
ホームセンター等で簡単に高圧洗浄機が購入できるようになり、お手軽に外壁掃除ができるようになりました。

しかし、建物の状態を把握していないと、せっかく掃除をしたのに外壁を痛めてしまったり、漏水が発生して室内がビショビショになったり、漏電する可能性があります。
このように、正しい知識と経験がなければ、外壁の高圧洗浄は非常に難しいものです。

もしあなたが、高圧洗浄をお考えでしたら、私たち村井塗装までご連絡ください。
私たちは、外壁塗装工事だけでなく、防水工事も専門で行っております。
痒いところに手が届くサービスを強みとしており、西尾市内の顧客満足度では、1位を獲得しました。

高圧洗浄や外壁塗装に関することなら、いつでもお気軽にご相談ください。
しつこい営業もしないので、安心してお電話ください。

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