散水調査で雨漏りの原因を特定!サッシ縦框からの浸水を確認
2026年7月26日
今回は病院施設での雨漏り調査の事例です。
お客様からは
「台風などの強い風雨の際、掃き出し窓のサッシ下部から水が染み出てくる」
とのご相談をいただきました。

雨漏りは【漏れている場所】と【原因の場所】が違うことも多く、見た目だけでは判断できません。
そこで今回は、原因を確実に突き止めるために散水調査を実施いたしました。
散水調査とは、
雨漏りが疑われる箇所にホースで水をかけ、雨の日の状況を再現して浸水経路を調べる方法です。
・原因の確実な切り分け:怪しい箇所を一つずつ検証し、雨漏りの元を特定します。
・無駄なコストを削減:原因箇所の誤認を防ぎ、適切な補修のみを行えます。


雨漏りの原因を正確に特定するため、
浸水が疑われる箇所へ順番にホースで水をかけて検証していきます。
この散水作業を行う際は、
必ず「下から上へ」という原則に沿って順番に散水を進めていくことが非常に重要です。
なぜなら、最初から上の階や高い位置に水をかけてしまうと、
上から流れ落ちた水が下方の原因箇所を濡らしてしまい、
どこから水が浸入したのか正確な判断ができなくなってしまうためです。
サッシの下枠や水切り部分など、まずは低い位置からじっくりと時間をかけて散水し、
異常がないことを確認しながら段階的に上部へと作業を移行させていきます。
これにより、雨水の正しい浸入経路を1つずつ確実に切り分けることができます。
散水調査の結果、
サッシの縦框(たてかまち)部分から室内へ水が浸入している現象が明確に確認されました。

縦框(たてかまち)とは、窓サッシの「障子(ガラスが入っている可動部分のフレーム)」を構成する部材のうち、左右の両脇にある垂直方向(縦側)の骨組み・フレームのことです。
経年劣化や歪みによって縦框がわずかに浮いた状態になっており、
その隙間から雨水が入り込んでいたことが、今回の雨漏りを引き起こした原因でした。

【室内側】
一見すると見落としてしまいそうなわずかな浮きや隙間であっても
台風や暴風雨といった強い風を伴う雨の日には、
気圧差や風圧によって想像以上の量の雨水が室内に押し込まれてしまうことがあります💦
これくらいなら大丈夫だろう…という小さな隙間が、
重大な雨漏り被害に直結するケースは決して珍しくありません。
さぁ!雨漏りの原因が完全に特定できたため乾燥後、補修工事です!
今回はクリアシーリングにて補修します。
では施工の様子をご覧ください💁♀️

【養生】

【プライマー】

【シーリング充填】

【押さえ 】

【完成】

【完成】
クリアシーリングは透明仕上げとなるため、
既存のサッシやデザインなどの見た目を損なうことなく、気になる隙間だけを確実に密閉できるということが大きなメリットです!
さらに、優れた伸縮性と柔軟性を備えているため、
地震や気温変化による建物の微細な動き(挙動)にも柔軟に追従し、
長期間にわたって高い防水効果を維持・回復させることができます✨
雨漏り修理において最も重要なのは、
このように原因を完全に突き止めてから直すことです👷♂️☝
原因が曖昧なまま、勘でシーング材を充填しても、
別の隙間から雨水が侵入し続けて症状がまったく改善しない場合もございます。
今回のように散水調査でピンポイントに原因を特定した上で適切な処置を施すことが、
建物を守る確実な解決策となります😊
『雨漏りの原因がわからない…』
『何度補修しても止まらない…』
とお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
原因を一つひとつ確認し、建物の状態に合わせた適切なご提案をさせていただきます。
株式会社村井塗装
木村







