レンガタイル目地からの雨漏り☔ガルバリウム鋼板に張替
2025年5月25日
こんにちは😊
以前施工しました西尾市K様邸、外壁塗装をいたしました。
いざ、塗装工事がはじまり、高圧洗浄をしていたところ、なんとアクセントで使われていた外壁のレンガタイルが脱落してしまいました。
レンガタイルが脱落した部分
レンガタイルの施工方法
レンガタイルの施工方法には、
湿式工法 ▶モルタルを下地に塗り、レンガをはめ込んでいく方法。モルタルを乾かす時間が必要なので、期間がかかります。
乾式工法 ▶モルタルを使わずに特殊な接着剤でレンガを張り付けていく方法。外壁にサイディングボードを取り付けていく工法。
があります。
K様邸の新築時のレンガタイルの施工方法は、下地材のサイディングボードに接着剤をつけて貼り付けていく、という乾式工法のもの。
K様邸のタイルとタイルの間の目地に、目地材はありません。
じつは、このような施工は雨には弱い施工方法らしいのです😥
なぜかというと、まず、タイルの間に目地材がないことで、雨水がタイル周りに溜まりやすくなります。
下地材のサイディングボードは、黒で塗装がしてあり(上の写真の、レンガが脱落した部分が黒いですよね)、ボードの継ぎ目にはシーリング材が打ってあるのですが、シーリング材は10年ほどで劣化してきてしまいます。
なので、
レンガタイルの目地に雨水がたまる💧
⬇
レンガタイルとサイディングボードの間に雨水が留まる💧💧
⬇
経年劣化でもろくなったサイディングボード継ぎ目のシーリング箇所から雨水が入り込む💧💧💧
というような流れで、雨水が内部に侵入し、雨漏りの原因となってしまうようです😥
K様邸でもベランダ下の軒天への雨漏りがありました。
【ベランダ下の軒天をはがしたところ】ベランダ側の木下地は変色して、腐朽しています
ベランダ側の内部の木は湿気により腐朽し(写真一枚目)、その裏側の浸透防水シートは雨漏りによる汚れが見られます。(写真二枚目)
(三枚目はベランダ下の軒天を剥がしている様子です。)
木造のおうちで、木が腐朽してしまうと心配ですよね😥
このような経緯があり、タイル部分は撤去し、ガルバリウム鋼板に張り替えすることになりました!
≪施工の様子≫
【撤去】既設タイルを撤去します。一枚一枚取っていくので、人海戦術です💦👷♂️
【透湿防水シート取付】
【ガルバリウム鋼板取付】 niscカラー角波成型(日鉄鋼板)コゲチャ
【完成】
タイルレンガ部がガルバリウム鋼板に張り替えられました!🙌
これで雨漏りの心配もレンガが落ちてくる心配もなくなりました。
(剝がした軒天も張り替えました)
おしゃれなアクセントとしても使われるタイルレンガ、今回のように雨漏りを誘発することもあるんですね😥
タイルとタイルの間に目地がない場合は、このようなリスクを考えておくといいかもしれません。
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株式会社村井塗装 内村