脱気筒
脱気筒
防水層と下地に含まれる水分を排出させる筒のこと。
日常の雨、湿気。また昼夜の寒暖差、太陽光などにより発生する水蒸気が防水層との間に発生すると、防水層の耐久性が弱くなり結果、雨漏り等の原因となってしまうので、膨らみ防止として脱気筒を設置します。
通気性能がある通気緩衝シートと脱気筒を設ける工法(通気緩衝工法)で蒸気を逃がし、膨れを解消します。
水分を多く含んでいる可能性が高い築年数が古い建物や、ルーフバルコニー、陸屋根、マンションの屋上など面積の広い箇所にオススメです。
脱気筒
通気緩衝シート張り完了後、脱気筒設置箇所に合わせて、ドリル等でアンカー用の穴を空けます。
※設置する場所は蒸気が上に逃げる為、勾配の高い位置になります。
脱気筒を設置する中央付近の一部を切り取り、湿気を逃がす道を確保します。
雨水が入り込まないよう、脱気等の接着面に捨てシーリング材を充填し装着します。
プラグレスアンカーを用いて脱気筒を固定します。その後廻りにシーリング処理を施します。
通気緩衝シートと脱気筒を一体化させるため、メッシュ補強いたします。
※脱気筒取り付け完了後はウレタン樹脂塗布の工程に入ります。