モルタル・セメント
外壁(モルタル、セメント系)
水・セメント・砂を混ぜ合わせた素材で作られた外壁。
モルタル下地の外壁は、水とセメントと砂を混ぜ合わせた素材で形成された外壁で、日本では1990年以前に戸建ての家によく採用されていました。現在は窯業系サイディングが主流になっており、モルタル壁が採用されることは少なくなっています。
意匠性に優れ窯業系サイディングのようにつなぎ目がないのが特徴です。表面によく見られるデコボコやザラザラはモルタルの上につけられた「仕上げ材」で出来ています。仕上げ方は、吹付リシン・吹付タイル・吹付スタッコ・左官仕上げの4種類あります。
モルタル外壁は表面に塗装されており、塗膜の寿命は約10年です。
傷んだまま放置すると防水機能が低下してしまいます。
メンテナンス方法は塗装工事です。
モルタル壁塗装工事
現状です。
経年劣化により紫外線の当たる面は、色褪せ、触ると白い粉が付くチョーキング現象といった症状があらわれ、紫外線の当たらない面は苔やカビ・藻の付着といった自然汚染の症状が出てきます。
プライマーを塗布します。
表面強化のために使用します。プライマーが外壁内部まで浸透することで次に塗布する下塗り、中塗り、上塗り材が壁に吸い込まれなくなり、さらにプライマーが内部から外壁を強化する効果があります。
下塗りを塗布します。
下地との密着性をより高めるために塗布します。次に塗る中塗り・上塗りが、しっかりと定着する接着剤のような役割をします。また、劣化した塗装面を補修する効果もあります。
※下塗り材は下地によって変わります。
中塗りを塗布します。
上塗りを1度塗布しただけでは、吸い込みも止まらないうえ、色ムラができやすく塗料既定の塗膜厚を確保することができないからです。
上塗りを塗布します。
中塗り、上塗りと2段階で塗布することで、全体に均一で十分な塗膜厚を確保することができ、塗料本来の性能を十分に発揮することが出来ます。
モルタル外壁塗装の完成です。