金属サイディング塗装工事の流れ
金属系サイディング
金属製の外壁パネル。
アルミやスチール、ガルバリウム鋼板などを使用した金属のサイディング素材のことです。
2000年以降はガルバリウム鋼板製が金属サイディングの中心素材になります。窯業系サイディングの次に普及している外壁材です。
特に軽量・断熱・ひび割れ防止・防水性・凍結防止等に優れる外装建材で、従来からあるトタン板よりも高い耐久性と耐汚染性を持っています。
ただし金属なので、コーティングが剥がれたり傷ができたりすると、錆が発生し雨漏りを引き起こす可能性があります。
あまり錆がひどくならないうちのメンテナンスを推奨いたします。
メンテナンス方法は塗装工事とガルバリウム鋼板上張り工事です。
金属サイディング外壁塗装工事
現状です。
経年劣化により紫外線の当たる面は、色褪せ、触ると白い粉が付くチョーキング現象といった症状があらわれ、褪色の進んだ面は亜鉛メッキが露出し錆が発生するといった症状が出てきます。
高圧洗浄をします。
高圧の水流でチョーキングやコケ・カビ・藻などのこびりついた汚れを取り除きます。
汚れのついた下地に塗装をしても付着不良が起き、耐久性が大きく左右されます。塗料の密着を良くする目的もあり、欠かせない工程です。
ケレンをします。
金タワシで研磨(目荒らし、錆び落とし)をして下地調整します。
錆びの付いた下地に塗装しても付着不良が起き、耐久性が大きく左右されます。塗料の密着を良くする目的もあり、欠かせない工程です。
浮いている釘をハンマーで打ち込みます。
釘が浮いてしまうと、釘が抜けてしまい強風により飛散する、隙間から雨水が侵入して木下地をいためてしまうなどの恐れがあるからです。
下塗り(錆止め)を塗布します。
下地との密着性をより高めるために塗布します。次に塗る中塗り・上塗りが、しっかりと定着する接着剤のような役割をします。また、劣化した塗装面を補修する効果もあります。
中塗りを塗布します。
上塗りを1度塗布しただけでは、吸い込みも止まらないうえ、色ムラができやすく塗料既定の塗膜厚を確保することができないからです。
※塗り残しのないように、中塗り材は20%着色しております。
上塗りを塗布します。
中塗り、上塗りと2段階で塗布することで、全体に均一で十分な塗膜厚を確保することができ、塗料本来の性能を十分に発揮することが出来ます。
外壁塗装の完成です。