玄関たたき(穿孔注入処理)
玄関たたき(穿孔注入処理)
タイル目地に穴を開け薬剤を注入し駆除・予防すること。
シロアリは基本的に土の中に巣を作ります。そこから住宅に使われている木材(エサ)にたどり着くためには、土の中にトンネル(蟻道)を作りわずかな隙間をぬって建物に侵入し、トンネルを伸ばして木材を食害します。
巣と侵入経路であるトンネルに直接薬剤を注入する方法が土壌処理です。効き目の良い薬剤を使用し、シロアリにトンネルを作らせない事が、建物を守るうえで最も重要です。
使用薬剤『ガントナーMC』は人体・ペット・環境に優しく、低臭性・安全性・作業性にも優れています。
シロアリを寄せ付けない為にも、玄関に防腐防蟻処理のされていない木材や段ボールなど置かれていないかチェックして(木材があり・日が当たらない・湿気が多い・暖かい)といったシロアリの好む環境を作り出さないようにしましょう。
玄関たたきタイル(穿孔注入処理)
玄関たたきの現状です。
シロアリは床下の土壌から侵入するので、木材の玄関枠や付け框がシロアリ被害に遭っている場合は、タイル部分の下がシロアリの侵入経路である場合が多いです。
タイル目地に穴を空けます。
玄関タイルの下はコンクリートが施工されていますが、その下はシロアリの侵入経路である土壌です。コンクリートを貫通させて下の土壌部分に薬剤を注入する為の処理です。穿孔箇所は条件に寄り切りですが、30cmくらいの間隔で注入します。
専用機器で内部に薬剤を加圧注入します。
侵入経路である土壌に注入することで、シロアリはグルーミング(仲間同士での身繕い)やエサの口移しを行うので殺虫成分が伝搬されて効率的に効果を発揮します。
穿孔箇所をモルタルで補修します。
穿孔箇所はタイルとタイルの間(目地)なので目立つことなく補修することが出来ます。
タイル土壌処理の完成です。
マイクロカプセル製薬のため、低薬量で長期間の残効効果を発揮します。散布後の気中濃度が極めて低く、居住者に対する安全性が高い薬剤です。