サイディング 塗装工事の流れ
外壁(サイディング)とは
サイディングは建物外壁に張る仕上げ板材のこと。
サイディングは外壁素材の一種であり、セメント質と繊維質を主な原料とした外装材です。
建物の骨格に合わせてサイディングボードを貼り付けていき、
パネル間をコーキングで埋めることで防水加工を行います。
日本の住宅では1980年代まではモルタル壁が主流でしたが、施工に技術力が必要な事と工期が長い事から、施工が簡単なサイディングのシェアが多くなってきました。
サイディングは材質によって大きく分けて、窯業系・金属製・木質系・樹脂系と4種類あります。
メンテナンス方法は塗装工事とガルバリウム鋼板上張り工事です。
メンテナンス方法は、塗装工事とガルバリウム鋼板によるカバー工法になります。
外壁(サイディング)塗装工事の流れ
現状です。
経年劣化により紫外線の当たる面は、色褪せ、触ると白い粉が付くチョーキング現象といった症状があらわれ、紫外線の当たらない面は苔やカビ・藻の付着といった自然汚染の症状が出てきます。
高圧洗浄をします。
高圧の水流でチョーキングやコケ・カビ・藻などのこびりついた汚れを取り除きます。
汚れのついた下地に塗装をしても付着不良が起き、耐久性が大きく左右されます。塗料の密着を良くする目的もあり、欠かせない工程です。
雨樋や配管・スリムダクト・電気コード等を壁から離し固定します。
※すべての塗装面を均一に塗装することができます。また配管等不要になり取り外した際、塗り残しが目立つこともありません。
外壁の反り・浮きのある場合は、ステンレス製ビスにて打ち込み元の位置へ戻します。
※そのままにしてしまうと壁の反りは進んでしまい、建物内部に水が侵入してしまいます。
ビスの頭の部分にシーリング処理を施します。
※シーリング処理を怠ると、ビスからの伝い水で外壁内部に水が侵入してしまいます。
サッシ廻り、目地にシーリングを施します。
※ここまでが塗装するまでの下地処理となります。
下地処理を怠ると、どんな高性能な塗料を塗布しても効果を発揮することができません。
下塗りを塗布します。
下地との密着性をより高めるために塗布します。
次に塗る中塗り・上塗りが、しっかりと定着する接着剤のような役割をします。
また、劣化した塗装面を補修する効果もあります。
※下塗り材は下地によって変わります。
中塗りを塗布します。
上塗りを1度塗布しただけでは、吸い込みも止まらないうえ、色ムラができやすく塗料既定の塗膜厚を確保することができないからです。
上塗りを塗布します。
中塗り、上塗りと2段階で塗布することで、全体に均一で十分な塗膜厚を確保することができ、塗料本来の性能を十分に発揮することが出来ます。
スリムダクト・配管電気コード類を元の位置へ戻し外壁塗装工事の完成です。
※スリムダクトは付帯色にて塗装し、取付のためのステンレス製ビス・バンド等は新調します。